土壌診断用バイオセンサーの装置発売開始
合同会社土壌診断用バイオセンサー研究会(SDB研)(本社:佐賀県伊万里市、代表:橋本 好弘)は、土壌の生物性診断装置(SDB-12型)の製造・販売を開始いたします。
今回販売する装置(SDB-12型)の価格などは、下記のとおりです。
- 価格:1,000万円(税別)
- 受注製造
- 納期:受注後6か月
- 規格:SDB-12型と同じ仕様
- 設計変更などの希望を受ける場合は追加料金が発生します。
従来装置(Soil Dock)(株式会社サカタのタネ)と比較して、今回発売するSDB-12型は、感度と精度が向上し、応答速度が速く、分析後の電極洗浄から安定化までの時間が短縮されています。加えて、微生物電極の安定性が増し、2週間以上の連続使用が可能となっています(出願特許:特開2025-127765)。12本のセンサーを用いる事で、多数の検体を一度に評価でき、同一条件下での資材の一括評価が可能なスクリーニングにも応用ができます。さらに、電極に付ける微生物の種類や投入する餌の種類を変更する事で、様々な用途に利用が可能です。
現在、以下の用途に利用されています:畑土壌の病害リスク診断、根の微生物活性測定、堆肥の腐熟度診断、水田土壌の地力診断、資材の高速選抜法、堆肥の良否判別法など。
分析能力は2人・装置2台で年間1万5千点分析が可能(土壌1点3反復分析)。
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